糖尿病や甲状腺の病気が専門の日進市(名古屋市東部)の内科クリニックです。

糖尿病における運動療法の効果と注意点

運動療法

運動療法は食事療法と並んで、糖尿病の効果的な
治療手段です。
食事療法では得ることが難しい効果が得られるのも
特徴です。

運動療法は次のような効果が期待できます。

  1. 血糖を下げる
  2. 継続すると2型糖尿病では低下しているインスリンの働きが高まる
  3. 減量効果、肥満防止効果
  4. 高血圧、脂質異常症の改善
    (中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増えるため、動脈硬化を予防)
  5. 心臓や肺の働きを強化
  6. 血液の循環を良くする
  7. 足腰などの筋肉を強化し、老化を予防
  8. ストレス解消や、気分転換出来る
  9. 体力がつくことで、動きが楽になり快適な日常生活を送ることが出来る

運動療法の原則

  • 運動前には準備運動を行い、運動後には整備運動を行いましょう
  • 運動後には、足全体を観察し、靴擦れや傷がないか確認しましょう
  • 軽い運動から始め、少しずつ運動量を増やしましょう
  • その日の体調に合わせて、決して無理をしないようにしましょう
  • 運動は継続が大事ですので、続けられる運動を選びましょう
  • 水分補給をしっかり行いましょう

効果的な運動とは何か?

では、運動療法に取りいれると効果的な運動は
何なのでしょう?
運動には大きく分けて2種類あります。

  1. 有酸素運動
    酸素を十分に取りいれながら行う全身運動
  2. レジスタンス運動
    筋肉を強くするための運動

糖尿病治療として効果的なのは有酸素運動です。
ただし、筋力が低下している場合はレジスタンス運動も併用すると非常に効果的です。
有酸素運動には、ジョギングや水泳がありますが、
気軽で取り組みやすいお勧めのものは、ウォーキングです。
ウォーキングはいつでも、どこでも、1人でも比較的安全に
手軽に行うことができます。

ウォーキングを行う際のお勧めの服装

服装は吸湿・速乾性のある素材を選びます。
体が温まるごとに1枚ずつ脱げるように、重ね着するのがポイントです。
また、靴は運動靴を履きます。靴底にある程度厚みがあるとクッション性があり疲れにくいのでおすすめです。

どれくらい運動すれば良いのか?

運動の強度は中程度とします。

中程度の運動とは、多少息切れはするものの、人と会話が出来るくらいの状態を指します。

息があがってしまうほど強い運動は逆効果です。
その逆に歌が歌えるほど余裕があっても、効果は半減します。

脈拍の目安は次の通りです。

  • 50歳未満・・・100~120拍/分
  • 50歳以上・・・100拍以内/分

いつ運動するのがベストか?

運動療法をする時間帯は食後1時間くらいがベストです!
食べた物が消化吸収され、血糖値が高くなるのが食後1~2時間くらいです。
この時間帯に運動すると、食後の血糖上昇を抑えることができます。

運動療法をするときの注意点(空腹時の注意点)

運動をする時は、低血糖に備え必ずブドウ糖を持参しましょう。

  • インスリン注射を使用、血糖降下剤内服中の人
    空腹時の運動は低血糖を誘発するため禁止です!
  • インスリン注射を使用していない、血糖降下剤を服用していない人
    食後1時間に限らず、いつでも運動可能です。
  • 運動療法の頻度はどれくらいが良いのか?
    運動の頻度は、日常生活に組み入れ毎日行うのが一番良いです。

毎日が難しい場合は、
少なくとも1週間に3日以上・1回15~30分を1日2回の
運動をすることが必要です。
この時の消費カロリーは160~240kcalになります。

1日の運動量で目指すのは、
歩行で1日1万歩(約7-8km)です。

運動制限が必要な人

次のような状態の人は運動制限が必要です。
心配な時は、必ず医師に相談しましょう。

  • 血糖コントロールが極端に悪い人
    (空腹時血糖250㎎/dl以上または、尿ケトン体が陽性の時)
  • 初めて糖尿病の診断を受けて、合併症の有無が不明な人
  • 糖尿病の合併症が進行している人

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